工場・倉庫等はお客様にとって大切な生産拠点です。大切な原材料や商品が安心・安全で万全な状態で保持される機能を発揮できる施設が必要となります。

すべての工場・倉庫は建物内部では、商品の保管環境や運搬車(トラック・フォークリフト)や作業員様の動線確保や作業環境や建物にあたっての公法上の規則にある、騒音・悪臭・振動・都市計画法等が大切なポイントとなります。

建物外部では、工場・倉庫等はS造(鉄骨造)で築造されていることが多く、屋根は折板や瓦棒など金属系屋根、サイディングやALC版で築造されていることが多いのがほとんどです。

大切な資産を守る為にも、昨今の大雨・熱波・強風等にも対応できる計画的な維持管理・保全等が必要となりますので計画時に法令も含めお手伝いさせていただきます。

建設時工場にて使用される冷凍機や空調関係の設備なども建物の状況や設備能力に合わせて設置させていただきます。

建設予定敷地での、工場や倉庫の配置・原材料保管環境・商品保管環境・運搬車(トラック・フォークリフト)・作業者様の動線とする作業環境等を、それぞれ考えた建設を依頼主様と弊社がしっかりとお話させていただき公法上の規則と呼ばれている都市計画法上や建築基準法をふまえて責任をもってご希望通りの見積書や設計・計画図面等でご案内をご説明させていただきます。

工場・倉庫建設の流れ 現地調査

1.施工前敷地状況の確認

建物を建てる時は、守らなくてはいけない法律があります。それを公法上の規則と呼ばれており、都市計画法上や建築基準法があります。

都市計画法の規制とは、住宅、商店、工場のそれぞれの用途地域で構成され地域にふさわしい土地利用を図り、また建物の高さ最高限度や最低限度(建蔽率・容積率)が定められている。

それらを満たされるか建設予定地の状況を把握しながらそれぞれの確認を行い許可をもらってから施工前の敷地状況を確認します。

敷地の形状では、正確な敷地を計測・道路状況では隣地や高低差等の確認(道路斜線率・隣地斜線率・日影規制)・公共施設上下水道、電気、ガス、電話線等の引き込み等の有無の確認を行います。

設計の流れ(地盤調査)

設計の流れ(基本設計~実施設計まで)

工場・倉庫の設計をするにあたり、基本設計と実施設計があります。基本設計は、設計平面のゾーニングを決めます。前面道路からの動線計画・建物の階数の決定内部のおおざっぱなレイアウトを決め、建物規模が決まります。

基本設計も何パターンか提出し、工事概算金額を個別に検討していきます。お客様にとって、イニシャルコストは非常に重要になりますので、ここの打ち合わせに時間を取ります。

コストが合わないときには、将来の増築を見据えたプレゼンも視野に入れたりもします。基本設計と工事概要見積+の承諾を得られ、その他諸経費も含め、全体の検討してもらったら実施設計に取りかかり詳細に設計していきます。

実施設計をしていくと、建物規模や設備のスペックが上がっていくものです。したがって、※基本設計での概算見積もりの金額はなるべく抑えぎみに設定する事をお勧めします。

設計の流れ(建築確認申請)

2.業者の選定

弊社で信頼性のある良きパートナーであり、今までの経験をベテランから作業にあたって良きアドバイスをいただきながら、お客様が満足していただける業社をこちらで選出いたします。

3地鎮祭

地鎮祭には、これから建物を建てようとしている土地に宿る神様を鎮め、土地を使うことに対する許可を得るという意味があります。神様に地鎮祭で土地を利用する許可を得ることによって、工事の安全を祈るという意味もあり、それらをふまえ建築工事を着工する前に地鎮祭は大安の日を選んで行われます。

地鎮祭は神様のためだけの形式的な行事ではなく、建物づくりを依頼する施主や施工業者はもちろん、設計者や棟梁、職人などが一堂に会する機会になります。お互いの顔を知で信頼関係が生まれます。

4.基礎補強工事

建物基礎の底面の高さまで、パワーショベルなどの重機を使って土を掘り出す工程となります。この工程では地質調査を実施した結果により軟弱地盤の場合には、地質に合った適切な基礎の補強工事(基礎補強、地盤改良、杭工事等)を決定し施工をします。

補強工事では表層改良工法・柱状改良工法・鋼管杭工法があり地層や建物の重量に耐えられるようにそれぞれの地盤にあった補強工事を行います。軟弱地盤が深い場合コストがかかってしまいますが、丈夫で長く利用するには仕方がありません。

5.基礎工事

建物の重量が重たくなりますので、建築を計画している地盤が強固である必要があります。建物の荷重を支えている「基礎」は、地震などによる建物への影響や建物や設備等の重みによる地盤の凹凸の対策として、最も重要なポイントの1つです。

地耐力を確保するために、砕石(細かく砕いた石)を全体に敷き、地面を転圧する機械を使って地盤を締め固めます。この工程では、敷地の大きさによりますが、早ければ半日~2日程度作業が完了します。

地鎮祭で神主さんから戴いた鎮め物は、この工程の際に建物の中心付近に埋めます。

6.基礎工事(防湿シート敷き・捨てコンクリート)

基礎工事では設計図書を確認しながらしっかり行うのが鉄筋コンクリート鉄則でそこを妥協してしまうと建物の重みや設備等の重みで床や地盤の凹凸が発生しやすくなります。

この工程では、砕石の上に防湿シートを敷き詰めた後に、基礎の外周部に捨てコンと言われコンクリートの中に引張力に強い鉄棒(鉄筋)を挿れ、配置、レベル、ピッチ、鉄筋の径など細かいところまでチェックし補強して型枠を取り付けた後コンクリートを流し平らに均す工程で、作業は範囲によっては半日~2日程度で完了します。

最初に流し込むコンクリートで見学時にヒビ等が出て驚くとは思いますが問題はありません。捨てコンは基礎のスミ出し(印を付ける)や正確な距離を測るために行う作業で、基礎の強度を補うものではありませんのでご安心ください。

その後で生コン打設として基礎のコンクリート部分を流し込みます。これから流すコンクリートは強度を出すため緻密な管理が必要とされます。

7.部材検収

弊社で発注した部材は工場から納入された部材を、計画通りのサイズ品質で納品されているか等の責任を持って確認作業を行います。

8.鉄骨建て方

鉄骨造、鉄筋コンクリート造(RC造)、鉄筋鉄骨コンクリート造り(SRC造)と3つの種類があります。使用される鉄骨の耐用年数は塩素、塩酸、硫酸、硝酸その他の著しい腐食性を有する液体又は気体の影響を直接全面的に受けるもの、冷蔵倉庫用のもの(倉庫事業の倉庫用のものを除く。)及び放射性同位元素の放射線を直接受けるものは24年となり、塩、チリ硝石その他の著しい潮解性を有する固体を常時蔵置するためのもの及び著しい蒸気の影響を直接全面的に受けるものは31年程になります。

倉庫事業の倉庫用のものは21年程でその他は31年の耐用年数があり、これらのメリット・デメリットをお客様に説明させていただき選定いたします。あらかじめ工場にて鉄骨を製作し現場まで運んできます。鉄骨をレッカーによる建て方作業を行い、柱・梁などの骨組み、等ボルト締め、溶接、塗装等の建設を進めます。

この時点でお施主様にとって計画している建物をより実感して頂けると思います。この工程では場内の安全は基より、公道及び隣地への安全ならびに騒音に配慮しながら、必要に応じて、交通誘導員、安全監視員等を適切に配置し、安全の確保に努めます。

9.上棟式

上棟式は、棟上げまで工事が進んだ事を感謝し、無事建物が完成する事を祈願する儀式の事です。また、魔よけのための御幣を祀り、四隅の柱に酒や塩、米などをまき、これから建物の完成まで、災いが起こらない様にと無事息災の願いを込めて行います。

上棟式にて作業されます業社の方の顔合わせもでき安心していただけると思います。

10.屋根工事

工場・倉庫の屋根建築では母屋に断熱材を敷き詰め、夏場の強い日差しよる熱の影響を軽減させ、耐食性に優れたガルバリウム塗装鋼板等が主に使用され耐食性、遮熱性、耐摩耗性、耐酸性に優れ、様々な自然環境下での長期に渡り持続します。耐用年数は15年~20年と言われています。(地域の環境で左右あり)若干コストはかかりますが、耐食性、遮熱性、耐摩耗性、耐酸性は良いとされています。

11.外壁工事

外壁工事は、外観を決める重要な役割を果たし、同時に法規制や建物規模に応じて外壁材を選定する必要があります。外壁工事では、安全等を配慮し足場と養生設置してから外壁材の設置作業が行われます。

工場や倉庫などで主に使用されている外壁材はサイデイング(外壁に張りつける板状のパネルで取付が早い)が使用されます。数種類のサイディングがあり、工場や倉庫には主に使用されているのが金属系サイディング等が使用されており耐久性や耐食性に優れ防水性・防火性・断熱性・遮音性が解消されます。

この時点で間もなく完成するのを実感していただけると思います。

12.土間工事

土間コンクリートを施工する前には土を掘削し、コンクリート施工後沈下するのを防ぐため、砕石を敷き詰めます。

砕石は転圧機で押しシッカリと固めます。コンパネやヌキ板などを使い曲線部分などもこの工程で作ります。土間コンクリートは主に床面に対して施工し耐久性を高ます。

土間コンクリートには3層構造となっており、※1)地面⇒砕石⇒コンクリートの順に施工を行います。コンクリートの部分に強度を増すよう床一面には鉄筋を配筋し、土間の使用用途に合わせ鉄筋の太さやピッチなどの配筋方法を検討し、コンクリートを打設し膨張したコンクリートによりひび割れは発生する可能性があります。

(乾くまでに2日~3日かかります)そこで目地を作ることで、温度による水分低下(凍結)が発生した時の膨張した際の逃げ場を作り打設翌日に、カッターにより誘発目地を切断し、ヒビ割れを抑えます。

次にコテ仕上げを人の手で丁寧に仕上げと刷毛引き仕上げを行います。これで重量のある荷物や運搬車両に耐えられるようになります。

13.完成

弊社と検査機関・消防の検査を受けていただき、消防は、その施設及び人員が参加し検査を受けます。

この検査では国民の生命、身体及び財産を火災から保護するとともに、水火災又は地震等の災害を防除し、及びこれらの災害による被害を軽減するほか、災害等による傷病者の搬送を適切に行うことを任務とされており消防法で定められているのは、消防検査の内容は施設によって変わりますが学校、病院、工場、事業場、興行場、百貨店、旅館、飲食店、地下街、複合用途防火対象物その他の防火対象物で政令で定められています。消防検査が合格したら完成です。